インプラントの治療計画は、術前の管理から始まります。最初に、歯科医師があなたの歯と歯肉のすべてをチェックします。インプラント治療を始める前に、歯周病(歯槽膿漏)はまず一番に治す必要があります。虫歯についても同じです。通常インプラント治療は、以下のようなステップで行われます。
- [ STEP1 ] 検査・CT撮影
- 正確な診査・診断のための高精度画像診断を可能にしたCT撮影(断層撮影)は、からだを輪切りの状態で撮影、見ることが出来るようにする装置です。断層画像からは顎の骨の状態、深さ、厚さ、位置などを正確に確認することが出来ます。CT撮影にかかる時間は約10分(撮影準備に数分、撮影10秒、画像再構成 5分、CDに記録するのに1分)くらいです。>> 歯科用CTについて
- [ STEP2 ] CTシュミレーション (プレビスタシステム)
- 現在の骨の状態だけでなく今後埋入予定のインプラントをパソコン上でシュミレーションして『仮想埋入』することにより手術前に、『模擬手術』を行うことができます。手術前の、シュミレーションが可能になったことで、危険部位の判別が手術前に可能になる(大きな血管や神経を避ける)、実際の手術時間の短縮や正確性の向上(埋入部位を特定したり埋入するインプラントサイズの決定)といったメリットがあります。解析結果は患者様にお知らせしてご納得いただけた上で手術に入ることができます。当院ではさらに安心・確実な治療を提供できるようCT解析を行っております。
- [ STEP3 ] カウンセリング
- 診断結果をもとに、コンピュータを使って画面を見ながら一人一人の治療方法やそのためにかかる費用を説明します。治療に関しては、患者さんにも現在の状態や治療計画をよく理解していただき、治療を進めて行きますので、疑問・質問等は何でもお聞きください。
- [ STEP4 ] インプラント手術
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1.歯茎を切開しドリルで顎の骨にインプラントを埋入するための穴を開けます 2.インプラントを埋入します。 3.インプラントを埋入したら、一度歯茎を縫合します。 4.埋入したインプラントと顎の骨がしっかりとくっつくまで約2~6ヶ月間待ちます。その間仮歯を入れることができます。 5.インプラントと顎の骨がしっかりと結合しましたら、再度歯茎を切開し、インプラントにアバットメントを取り付けます。 6.取り付けたアバットメントに人工の歯を装着し、完成です。